こっから、こっから。ゆっくり楽しく歩いてこ。

日々の想い、小さな暮らし、乳がん退治の記録を綴ります。ぶつくさ言う黒猫も登場。

過去記事はコチラに↓^ - ^

トロとの出会い、保護までの顛末と、
癌宣告から手術、治療の過程を記録しています。
よろしかったらご覧下さいませ。

https://torolinus0523.exblog.jp/

ある意味、当然の評価だね。ありがとう。腑に落ちたよ。

BOSSを待つ会議室で1人。

あれを言おう、

これを聞こう、

頭はぐるぐる回り続け、

事前にいろいろ書き込んだメモは青いペンで、

最終、BOSSから受ける言葉は赤で書くと決めていた。



BOSSは入室するなり、

「どうする?世間話しから始める?

それともいきなり本題にいくか?」と。


私は、完全に臨戦態勢に入っていたけど、

「もう、なんかホントに疲れちゃったよ。

この1週間、、、」と言ったら、


「俺だって疲れてるよ。

支店を全て回って面談してるんだから」


ムカッ!!


「当たり前でしょ!

説明責任はそっちにあるからね!」


「だから、説明すると言ってんだろ!


「よし、頼もうじゃないか」


毎回こんな。笑。


さぁ、ゴングが鳴りましたよ!!


たっぷり1時間、

腹を割ったバトルが続いた。



諸々の話しの中で、

1番聞きたかったこと。


「今回の制度改革で、管理職階級を撤廃と言うけど、それまでの毎回の査定は、

アレは間違いだったということ?


全身全霊で勤めてきて、

その都度、シビアに評価を受けながら、

毎回真摯に受け止め、半歩半歩、

登ってきたと自負している自分としては、

急に撤廃すると言われ、突然迷子になったよ。

今までを全て否定されたように傷ついた。

その辺はどうなの?

そこは是非確認したい。」


「これまでの評価は全て、その時点で

厳しく見極め、与えてきた評価だよ。

間違いではない。

厳しい査定会議の末に昇格を決めた。


ただし、そのパフォーマンスが

今に置き換えて継続できているか、

モチベーションを高め続け、

学び続け、更に高めていけているか、

今後はここをしっかり見極めていかねばならない。


管理職手当に甘んじて、

その努力を怠る者があるとするなら、

即時正統な評価をして反映させていかねば、

努力をし続けてる他の社員の士気に影響する。」


なるほどね。

だから個人評価を強化すると言うわけね。


一旦、全員をフラットにし、

新しく4階層、さらにその中を細分化して、

11のボックスに振り分ける。


そして、昇給幅を拡大し、

頑張った結果を享受しやすくする。


ほぉー。

聞けばなかなかいい制度じゃないか。


なぜ、全体会の時には

耳に入らなかったのかな。


削減される額、剥奪される役職、

そればかりがフォーカスされ、

怒りと不安しかなかった。


もはやBOSSら役員の暴挙、

とうとう頭が良すぎて、

狂ったのかと許せなかった。


「制度はよくわかった。

でも、一旦フラットにされ、

基本給と資格手当しかなくなれば、

これは生活に即響くはなし。


はい、そうですか、

わかりましたぁとは言えないよ。


自分が新制度のどの等級に落とし込まれるのか、

シュミレーションが欲しい。」


「ま、当然だよな。。。


君の場合は、率直に言うと、、、。


どんな状況であろうとも、

去年の夏、預けたチームを崩壊寸前の

状態にまで至らせた、

その責任の一端は、君にもある。

もちろん、自分にも、部長にもあるがね。


だから、管理者としての評価は下げざるを得ない。」


想像もしていなかった言葉に、

一瞬、絶句した。


引き戻され、2度刺されたような。

非情だと思った。


でも、コレが

社会において、立場を得るということだ。

不条理に感じたが、いや違う。


私は甘えてたな。

癌患者だったんだし、仕方ないって

どこかで甘えてたんだ。


私は責任を果たせなかった。

それは事実だ。

オマケに半年も休職をしてしまった。


その事実に対して、

正統な評価をする。当たり前のコトだ。


ある意味、

私をハンディある人間ではなく、

イチ管理者として評価してくれたということだ。


こういうコトをズバリ言うBOSSを

私は信頼してきたんだ。


嘘もない、贔屓もない、ただ真価をみようとする姿勢を信頼してついてきたんだ。





不思議なほどに腑に落ちた。

失う金額に怯えていたが、

また頑張ればイイのだ。


腐らず、謙虚に、

ちんまい誇りを持って、

「まあまあだな」と

また褒めてもらえるようにさ。笑。



バトルの終わりに、

「ありがと。よくよく納得できた。

でも、あの説明会は最悪だったわ。

不安にしかならなかったよ。

下手くそだなと思うわ。残念。」と

言ってやった。笑笑。


「できれば、あと2年、定年まで。

感謝して卒業したいからさ。

そのために、がんばるわ。

引き続き、よろしくお願いします!」


「そうだな。ま、その先もあるけどな。」

だって。。。


まぁそれは、ないけどね。

その代わり、あと2年、

納得のいく最後を締めくくれるように、

頑張ってみよーと覚悟を決めたのだ。


なかなかしぶといんだよ。

昭和のズタボロ女は。笑笑。


また、学んだよ。

人生に起こること、全てに意味がある。


置かれた場所で、咲きなさい。。。



なるほどね。

モノゴトのもう一面を見れたのね。。


小さくても、きっと綺麗な花が咲くよ。